子供の診療は何科を受けるべき?

小さな子供を抱えている場合に、ほとんどの人がお世話になるのが小児科です。では、小児科では何歳の子供まで診てもらうことができるのでしょうか。この質問の答えを知るためには、そもそも小児科と内科の違いについてしっかりと理解しておく必要があります。
もっとも大きな違いは、取り扱う患者の対象年齢です。明確に何歳以上になると内科に行かなければならないという厳格な線引きがなされているわけではありませんが、一般的には思春期の間までは小児科で診てもらえると言われています。そのため、中学を卒業するまでの間は、以前からお世話になっている小児科で診てもらって問題ないでしょう。
なお、基本的には高校生になると内科を受診するのが一般的ですが、これには一つ例外があります。それは、ぜんそくや神経系などの慢性疾患、各種のアレルギーがある場合です。これらの疾患は継続的に経過を観察することが重要なので、成長してからも幼い頃からかかりつけ医になっている小児科に通った方が適切に診てもらえる可能性が高いです。そのため、大人になってからも小児科に通い続けている人も少なくありません。
小児科は基本的に内科と同様の疾患を専門的に取り扱うところです。そのため、15歳未満の子供であっても内科の対象にならない病気やケガの治療を受ける場合には、他の診療科を受診した方が良いケースがあります。例えば、骨折や捻挫した場合は外科、目が充血している場合は眼科に行くべきでしょう。このように、ケースバイケースもあるので、年齢や基礎疾患の有無、症状に合わせて小児科か内科か、もしくは他の専門医療機関への受診を判断するとよいでしょう。

その悩みにお答えします!・・・内科と小児科、どっちに行くべき!?